クリスチャンパパ物語

How sweet are your words to my taste, sweeter than honey to my mouth! Psalms119:103

子育ての土台

『だれにでもできる! 6歳までの子育てレッスン(デビー・フィーリー著)』という本を読みました。

 

著者はクリスチャンで、二人の息子をホームスクーリングで育てた経験があり、その体験談を踏まえて、未就学児の子育てに関する意見を述べています。

 

書を読み進めるほど、適用的な話が多くなります。僕が印象に残ったのは、前半部分に書かれた「子育ての土台」に関する話でした。

 

子育ての前に大切にすべき三つのことが挙げられています。

 

⑴ 神を愛すること

⑵ あなたの結婚関係

⑶ あなたの哲学

 

子どもを真実な愛で愛するには、愛の神につながる必要があります。人間のうちには、神の愛がないからです。子どもとの関係を考える前に、神との関係を考えなくてはなりません。

 

「子どもは夫婦の愛のおこぼれで育つ」と聞いたことがあります。子どもは愛や優しさ、礼儀や尊敬を学ぶのは両親の関係を見て学びます。また、両親が麗しい愛の関係を築いている時に、子どもは最も安心します。もし夫婦関係が壊れているならば、いくら子どもが優れた学校教育を受けたとしても、本当の幸せと人格的な成熟を失うことになるでしょう。

 

子どもを育てるには正しい世界観が重要です。親の世界観は子どもに大きな影響を与えます。特に子育てする上で、教育観が明確に持つことが、子どもを育てていく上で鍵となるでしょう。一般的に子どもを学校教育で学ばさせると、教科教育が重んじられます。しかし、聖書的な教育観は一般的な教育観とは全く異なるでしょう。聖書から正しい教育観を持つ必要があります。

 

子育ての土台は、子どもを持つ前に築くことができます。子どもを得る前にこのような土台を築くことは、将来与えられる子どもを愛すること、より良い子育てにつながります。

 

また、子どもが与えられた後でも、できるだけ早くから、これらの土台を築き上げていくことに夫婦で取り組むことは大事なことです。麗しい夫婦関係を保ち、築くために、二人の時間を持つように努力したり、教育観についての学びやディスカッションを二人で行うことはとても良いことでしょう。

 

建物の土台がしっかりとしていれば、その建物は滅多なことでは崩れないように、子育ての土台がしっかりしていれば、その子どもも歩むべき道から逸れてしまうようなことは起きにくいでしょう。