クリスチャンパパ物語

How sweet are your words to my taste, sweeter than honey to my mouth! Psalms119:103

バイブル・リーディング・コンパス

今日の説教で、興味深い聖書の読み方の指針について聞きました。

 

説教者は、それを「Bible Reading Compass」と呼んでました。

 

コンパスは進みたい方向を示してくれます。

 

バイブル・リーディング・コンパスも、私たちが聖書を読む上での方向性を示してくれます。

 

まずは北に進み、その後、南、西、東と進路を変更します。

 

それぞれの方角の意味は、

北: Look Up

南: Look Down

西: Look Back

東: Look to Today

です。

 

北は上、南は下、

西は過去、東は未来のイメージですね。

 

では、一つ一つの方角の意味をさらに詳しく見ていきましょう。

 

1. Look Up(見上げる)

主を見上げ、自分が読む聖書箇所の意味を理解させてくださるように願い、祈る。

 

2. Look Down

聖書箇所を開き、6つの質問(who, what, when, where, why, how)を想定しながら読む。

 

3. Look Back

著者の意図、または、その箇所を読んだ最初の読者が理解したことを突き止める。

 

4. Look to Today

その箇所が私たちにとってどんな意味を持つのかを考える。

 

北と南、西と東を指し示すコンパスは、十字の形をしています。

 

そして、その十字は、イエス・キリストのみわざを私たちに覚えさせます。

 

イエス・キリストこそが聖書の中心だとも言えるでしょうが、聖書のどの箇所を読むにしても、キリストの御人格と御業を理解することを求め、キリストを真実に知ることによって自分が変えられることを覚えるのです。

 

このバイブル・リーディング・コンパスは、聖書を読む際に大切にすべき幾つかのことを、四つのポイントをもって網羅している優れたものだと思います。

 

他にも、聖書を読む上での指針を与えるものがキリスト教界にはありますが、神に助けを求めるというポイントが抜けていたり、著者の意図を探るというポイントが見えなかったりするものがあります。

 

その点、バイブル・リーディング・コンパスは、

神のことばを読む時に迷うことがないよう、

自分の力ではなく神の力に頼らせ、

自分にとっての意味ではなく著者の意図を探らせ、

頭で理解するだけでなく実生活に適用する導いてくれます。

 

さらに、

「Look」という単語が一貫して用いられ、

コンパスというビジュアル(イメージ)もあるため、

思い出しやすいです。