しゅろの主日
今日は”しゅろの主日”です。
⑴ 「しゅろ」って?
「しゅろ」とは、ヤシ科の常緑高木を意味し、聖書でしゅろと訳されている言葉は”ナツメヤシ”を指す言葉です。聖書に出てくるしゅろは、鳥の羽の形をしたもので、葉は左右に小さい葉がたくさん並んでいます。
⑵ "しゅろの主日"って?
イエス・キリストが十字架につく前の日曜日、エルサレムに入城された際、群衆がナツメヤシの枝を手に取ったり、道に敷いたりして彼を迎えました。このことを記念して、復活祭の一週間前の日曜日は「しゅろの主日」と呼ばれるようになりました(英語では「Palm Sunday」)。この日から受難週が始まります。
⑶ 預言的な意義
ゼカリヤ書9章では、メシアがロバに乗ってエルサレムに入城されることが預言されている。そのとおりのことが、イエスに起こった。イエスは旧約のメシア預言を成就された方である。
また、ヨハネの黙示録でも「しゅろ」が出てきます(7章9節)。ここでは、終末において、艱難時代の殉教者たちがしゅろの枝を手に持って、御座と子羊との前に立つことが預言されています。