子どもとの時間
子どもと一緒に過ごす時間に、他のことを考えたりして、集中できないことがよくある。
仕事や趣味、家事のことなどを考え、二人の時間を大切にできない。
おそらく、子どもとの時間を大切にしようとしながらも、どこかでその時間の価値、尊さを低く見ているのだろう。
だから、子どもと遊びながらも、頭の中では目の前の子どもよりも自分のことを優先する時がある。
そのような自己愛に立つがゆえに、子どもを愛そうとしながらも心から愛せない。
子どもとの時間を大切にしたいと思いながらも、心から子どもとの時間を楽しめない。
マルコの福音書10章には、主イエスのもとに子どもたちが連れて来られる場面がある。
それを見て、弟子たちは子どもたちを連れて来た人々を叱った。しかし、主イエスは弟子たちのそのような対応に憤られた。
主イエスと弟子たちの子ども観が異なることがわかる。弟子たちは子どもを軽く見たが、主イエスは子どもを大切な存在として見た。忙しい中であっても、自分のことは脇に置いて、子どもたちを積極的に迎え入れ、彼らと一緒に過ごし、彼らを愛し、祝福するのが主イエスである。
主イエスのように、忙しい日常の中にあっても、自分のことよりも子どものことを優先し、子どもたちを積極的に自分のもとに迎え入れ、愛を表現し、祝福する者となりたい。
特に子どもを祝福し、彼のための祈りを積み上げていき、誰よりも彼のことを愛している主に彼が出会うことを祈り求めていきたい。