クリスチャンパパ物語

How sweet are your words to my taste, sweeter than honey to my mouth! Psalms119:103

失望からの回復

 

人間関係で何度も何度も同じような問題が起こると、人間の心は弱り果てていくと思う。

 

それは、問題が解決されることに希望を持てなくなってしまうからである。これまでと同じような問題が起こると、それまでの苦い思い出も思い起こされ、その繰り返される現実に心は打ちのめされそうになるだろう。だから、これからも同じような問題が起こるのだろうと、失望的状態に陥ってしまう。

 

人間関係の問題は、解決が難しい。

 

自分と相手の二人の努力があって解決できる。一人では解決に向かえない。

 

自分自身は問題に向き合おうとしても、相手と同じ思いを共有できない、いやむしろ相手にはその気がないのがわかると、怒りや落胆を覚える。そして失望する。

 

このような失望体験から、私はどのように回復することができるのだろうか?

 

そのような状態からの回復は自然には起こらないだろう。

 

私が自然に思い考えることは否定的なことばかりである。そして、そうすると時に否定的な感情は増幅していく。感情だけでなく、態度や言葉、行動までもが否定的な方向に流され、ますます解決が難しくなる。

 

失望は、心の病である。精神的な痛みがある。

 

そのため、その痛みを麻痺させるために、色々な自然と反応が起きる。私の場合、現実逃避し、嫌なことを忘れるために自分の趣味に没頭しようとしたり、睡眠を取ったりしようとする。

 

このようなことは、心の傷に一時的に覆いを被せているだけで、その時は痛みから解放されているかもしれないが、根本的な解決はないため、またすぐに心の痛みを覚え、そして、心を麻痺させる行動を取る。

 

そして、それが繰り返されると、本来は不自然な行為だったものが普通の行為となり、それが依存になり、不健全な形で自分自身を保とうとする。相手の言動に敏感にもなるため、些細なことでも心に否定的な影響を与える。

 

このような状態に陥ると、回復がより一層難しくなるだろう。部分的な病が、身体全体に、生活全体に悪影響を与えるようになると、解決する事柄も広く深くなる。

 

そのため、問題の解決は、焦ってはいけないが、できる限り早く取り組むのが良いのだろう。